南房総市内房商工会

~ みなみぼうそうし うちぼうしょうこうかい ~

Minamiboso city Uchibo Society of Commerce & Industry


業務内容



税務・経理相談

 「税金対策を知りたい」「青色申告って?」といった質問から、帳簿のつけ方、確定申告の仕方まで対応。
また、記帳代行や決算指導も承っています。(個人事業のみ)

労務相談

 労働保険(労災保険、雇用保険)に関する事務の代行を行っています。

労働保険事務組合

 商工会では、中小・個人事業の方の労災・雇用保険の事務委託を行っています。事務組合へ委託すると、

・事務処理負担の軽減
・労働保険料の額にかかわらず、保険料の納付を年3回に分割可能
・事業主や家族従事者、会社役員も労災保険に加入できる「特別加入」を利用可能

といったメリットがあります。
 手数料等、詳しい内容についてはお問合せ下さい。

そもそも労働保険とは?

 労働保険とは、「労災保険」と「雇用保険」のことを言います。これに社会保険を加えて、まとめて社会保険とも言います。
 農林水産事業の一部を除き、従業員を1人でも雇用する事業主は、労働保険に加入しなければなりません。

○労災保険
 労働者が業務上の事由、または通勤が原因で負った傷病(また不幸にも死亡された場合)に対して給付されます。健康保険とは給付元が違うため、原則的に業務災害は健康保険では賄えません。
 また、労働者の社会復帰の促進など、労働者の福祉の増進を図るための事業も行っています。
 業種ごとの労災保険料率はこちら(厚生労働省)。

○雇用保険
 従業員の中で、
・週20時間以上勤務
・31日以上の雇用見込みがあること
の両方を満たす方が対象となります。
 労働者が退職・失業した際や、雇用の継続が困難となる事由が生じた場合に、労働者の生活や雇用の安定を図るとともに、再就職を促進するため必要な給付(いわゆる失業保険)を行うものです。
 また、失業の予防、労働者の能力の開発や向上、その他労働者の福祉の増進を図るための事業も行っています。
業種ごとの雇用保険料率はこちら(厚生労働省)。

共済・福利厚生

 貯蓄型生命補償、傷病などの保険や、従業員への福利厚生、経営の万が一への備え、節税対策など。

商工貯蓄共済

 一口月額2,000円で貯蓄・融資・生命保証の3つの機能を用意した共済に加入することができます。
 5年プランと10年プランがあり、満期時年齢75歳まで加入可能です。

福祉共済(全国商工会会員福祉共済)

 けがの保証は月額2,000円から、病気の保証も特約(1,000円)でお受けいたします。また、がん重点保障といった、心配ながんの治療に備えた商品も用意しております。
 その他にも、千葉県条例では義務化された、自転車保険の内容もカバーしているほか、日常生活における様々な法律上の賠償自己を補償する「個人賠償責任保険」も含まれています。※「個人賠償責任保険」は、シニアけが、傷害ライトは対象外です。
 シニアプラン含め、加入時年齢80歳まで。(継続加入は85歳まで)

小規模企業共済

詳細はこちら(中小機構)

 事業を廃止した場合や、事業承継などで第一線を退いたときに、積み立てた掛金に応じた共済金を退職金として受けることができる国の制度で、事業主のための退職金のようなイメージです。(任意解約もできますが、返礼率や元本保証などの条件が比較的悪くなります。)
 掛金は月額1,000円~70,000円で選択することができます。全額が所得控除の対象となり、確定申告書の「小規模企業共済等掛金控除」欄に算入できます。

経営セーフティ共済(中小企業倒産防止共済)

詳しくはこちら(中小機構)

 経営セーフティ共済とは、万が一取引業者が倒産し、売掛金債権などの回収が困難になった場合に、共済金の貸付けを無担保、無保証人で受けられる制度です。
 掛金は月額5,000円~200,000円まで(5,000円刻み)であり、その全額を経費として計上出来ます。

 経費計上可能である性質上、節税として活用されることが多い共済ですが、注意点として
・特定条件を満たすまで、任意の掛け止めができない(累積上限800万円到達で掛け止めとなります)
・40ヶ月以内の解約は元本割れする
・解約時は一括受取のみとなっており、雑収入(法人の場合は益金)に計上されるため、課税対象額が跳ね上がる
などが挙げられます。

(※改正※)
 令和6年度税制改正大綱において、共済契約の解除日以降2年を経過する日までの間、掛金を経費・損金へ算入することができなくなる旨の改正が決定されました。(共済契約自体は可能です。)
 こちらの改正は、令和6年10月1日以降の契約解除について適用されます。

火災共済・自動車共済

 千葉県火災共済協同組合、関東自動車共済協同組合による、火災・台風・大雨などによる災害補償、自動車事故による損害補償を、比較的安い掛金でご加入いただけます。

 お見積りやご相談は、商工会職員との三者面談も対応できますので、お気軽にお問合せ下さい。

中小企業退職金共済制度

詳細はこちら(厚生労働省)

 略して「中退共」。従業員のための退職金積み立て制度です。
 国からの助成を受けた制度であり、比較的少ない掛金(月額5,000円から。パート・アルバイトは2,000円から)で退職金を準備できます。
 また、従業員全員が事業主と生計を一にする親族のみで構成される場合、その親族の方も従業員として加入できます。

金融相談

・マル経融資(小規模事業者経営改善資金)

(公式ホームページ)

 ㈱日本政策金融公庫と連携し、商工会の推薦により無担保・無保証で受けられる融資を取り扱っています。

・利子補給事業(南房総市)

(公式ホームページ)

 設備融資に対してのみ活用できる、南房総市の制度です。
 利子補給額:支払った利息×2分の1(1パーセント以内、上限10万円)

専門家相談

 現在、中小企業診断士の先生による窓口が毎週・毎月開かれています。

 その他にも、県の支援制度である「エキスパートバンク」では中小企業診断士・税理士・社労士だけでなく、IT・デザインといった 多方面の専門家に相談することができます。
 (こちらは初回派遣は無料、2回目以降は各回ごとに10,000円の費用が発生します。)

補助金相談

 行政等から公募される補助金相談に対応しています。

 ※補助金申請にあたっては各種書類を揃える必要があり、中でも事業計画書が必要な場合は作成に時間がかかるため、最低でも申請締切から2ヶ月程度、余裕を持って相談にお越しください。

 以下、代表的な補助金を掲載します。

・持続化補助金

(公式ホームページ)

補助率補助上限
通常枠2/350万円
賃金引上げ枠200万円
卒業枠
後継者支援枠
創業枠
インボイス特例50万円
・中小企業省力化投資補助金

(公式ホームページ)

 人手不足に対応するための、IoTやロボット導入に関する補助金です。
 あらかじめ登録された物品の中から選び、ベンダー経由で申請する形態になります。(物品のカタログは公式HPに掲載されており、順次増えていく予定です。)

・事業再構築補助金

(公式ホームページ)

 コロナ禍で創設された、新たな取組みに対する補助金です。

・IT導入補助金

(公式ホームページ)

 IT機器に関する、ベンダー経由の補助金です。

・ものづくり補助金
・(南房総市)南房総市がんばる事業者支援事業補助金

(公式ホームページ)※令和6年度から名称が変わりました。

 南房総市から公募されている市内事業者向け補助金。

 都度採択、予算が無くなり次第終了です。

 補助率は低いですが、国や県の補助金と比べて採択等が早いため、スピード感を持って取り組めます。

その他施策について

 国や行政からの施策についても、計画策定のお手伝いをしています。

事業継続力強化計画

(公式ホームページ)

 自然災害やコロナのような大規模な感染症、諸外国の動向による物価高騰・物流の制限といった、様々な脅威に備え、事業を継続していく力を強化するための計画づくりです。
 ただし、これはあくまで作成し備えることが目的であるため、作成したからといって補助金のようなものは出ません。その代わり特典として、一部補助金への加点、税制優遇、一部火災保険での割引などがあります。(作成済みの方は、保険会社に割引を受けられるか聞いてみてください。)

 令和元年の房総半島台風やコロナ禍を経験し、非常時に会社経営を継続させることの難しさを痛感した方も多いかと思います。コロナ禍が収束した今、非常時に備えた計画づくりをしてみてはいかがでしょうか。

 なお、計画作成にあたっては、商工会や専門家窓口(詳細はこちら)を活用することもできます。

経営力向上計画(中小企業等経営強化法)

(公式ホームページ)

 次項の「先端設備等導入計画」(固定資産税の減免)を申請するには、本計画の認定が必須となるため、ほとんどの場合セットで申請します。
 注意点として、設備を取得後ある程度期間が開いてしまうと申請できなくなりますので、設備取得前に余裕を持ってご相談いただければ幸いです。

主なメリット
税制措置「認定計画に基づき取得した一定の設備や不動産について、法人税や不動産取得税等の特例措置を受けることができます。」
具体例:法人税もしくは所得税について、取得した設備の即時償却又は取得価額の10%の税額控除が選択適用できます。(中小企業経営強化税制)
金融支援「政策金融機関の融資、民間金融機関の融資に対する信用保証、債務保証等の資金調達に関する支援を受けることができます。」
具体例:日本政策金融公庫等による特定事業者向けの融資の活用
法的支援「業法上の許認可の承継の特例、組合の発起人数に関する特例、事業譲渡の際の免責的債務引受に関する特例措置を受けることができます。」
具体例:許認可の承継を可能にする特例 (計画に記載すること)
先端設備等導入計画

(公式ホームページ)

 新たに取得する設備に関する、固定資産税の減免を受けることができます。
 なお、認定には上項の「経営力向上計画」の認定が必須となります。
 申請は設備取得前にする必要がありますので、設備導入をお考えの方は、余裕を持ってご相談ください。

概要・経営力向上計画(前項)の認定を受けた中小企業者が、設備投資を通じて労働生産性の向上を図るための計画です。
・新たに導入する設備が所在する市町村が、国から「導入促進基本計画」の同意を得ている場合(南房総市は認定を受けています)に、中小企業者が認定を受けることが可能です。
支援措置・生産性を高めるための設備を取得した場合、固定資産税の課税標準を3年間ゼロ~1/2に軽減(南房総市は2分の1の軽減、かつ賃上げ措置により3分の1になります。)
・計画に基づく事業に必要な資金繰りを支援(信用保証)

地域を盛り上げるためにいろいろと活動しています!

青年部活動

若手経営者や後継者を中心として、地域づくりの原動力となるべく活動しています!

活動内容は⇒こちら

女性部活動

女性経営者を中心として、地域事業の活性化やまちの景観美化に努めています!

活動内容は⇒こちら



各種調査結果

2022年版中小企業白書・小規模企業白書サマリーの公開 (2022/12/21)

 中小企業白書及び小規模企業白書とは、毎年5月に中小企業庁から発表される中小企業、小規模事業者の動向を詳細に調査・分析した白書です。中小企業等の現状や問題点をつかみ、業界動向や行政施策動向を知り、自店の相対的位置づけや将来の展望をはかる際に非常に有効な白書となります。
 2022年版の本書は上下巻に分かれており、上巻は「令和3年度の中小企業の動向」「新たな時代へ向けた自己変革力」、下巻は「令和3年度の小規模事業者の動向」「新たな時代へ向けた事業の見直しと地域内連携」と題して調査、分析した内容が詳細に記載されています。
 そこで、『2022年版中小企業白書 サマリー』・『2022年版小規模企業白書 サマリー』・『2022年版中小企業白書・小規模企業白書 概要』を掲載いたします。ほんの一部の情報となりますが、ぜひご参照ください。より詳細な内容を知りたいかたは、中小企業白書・小規模企業白書の本書をご覧ください。

 【2022年版中小企業白書 サマリー】⇒
 【2022年版小規模企業白書 サマリー】⇒
 【2022年版中小企業白書・小規模企業白書 概要】⇒リンク
 【中小企業白書】⇒リンク
 【小規模企業白書】⇒リンク

地域経営分析

 南房総市朝夷商工会と連携し、国から認定を受けた『経営発達支援計画』の一環として、地域事業者を対象にアンケートを実施しました。

【令和3年度第1回地域経済動向調査_分析結果】(pdf)

南房総観光客満足度調査(アンケート)の実施結果について

【はじめに】
 南房総は都心から近く、日帰りでも気軽に訪れることができる日本有数の観光地であることから、南房総を訪れた観光客の客層と満足度を調査するため、令和3年11月19日(金)に「道の駅とみうら 枇杷倶楽部」にて『南房総観光客満足度調査(アンケート)』(以下、本調査という)を実施しました。
 つきましては、下記に本調査の「概要」、「分析」、「集計結果」を公表します。


【概要】

対 象 者南房総(道の駅とみうら 枇杷倶楽部)を訪れた観光客
調 査 数52人
調査日時令和3年11月19日(金) 10:00 ~ 16:00
実施団体南房総市・南房総市内房商工会・南房総市朝夷商工会
回答方法アンケート用紙またはQRコード
そ の 他回答にご協力いただきました観光客の方々には、ウェットティッシュを配付しました。

【分析】
 回答者のお住まい(Q1)より、千葉県内からお越しの観光客が34.6%、関東圏(東京都、神奈川県、埼玉県、栃木県)よりお越しの観光客が57.7%を占め、関東より遠方からお越しの観光客は7.6%でした。

 南房総の観光情報の入手方法(Q4)として、「SNS」と回答した観光客が28.8%であり、次いで「旅行サイト」、「テレビ・ラジオ等」がともに17.3%でした。

 交通手段(Q6)は、「自家用車」、「レンタカー」または「バイク」で訪れた観光客が92.3%と大部分を占め、「高速バス」で訪れた観光客が7.7%、鉄道や観光バスで訪れた観光客はいませんでした。

 南房総を訪れた回数(Q7)は、92.3%がリピーターであり、「初めて」訪れた方は7.7%でした。

 滞在日数(Q9)について、「日帰り」の観光客が46.2%と最も多く、次いで1泊の観光客が36.5%、2泊以上の観光客が17.3%でした。

 観光の予算(Q10)について、10,000円以下が32.7%と最も多く、次いで20,001~30,000円が28.3%、10,001~20,000円が26.9%でした。

 再訪(Q11)について、今後また南房総を訪れたいと回答した観光客は100%でした。

 「南房総」の魅力(Q14)について、「海産物」や「料理が美味しい」、「気候が暖かい」、「都心から近く、訪れやすい」、「海がきれい」などといった点に「南房総」の魅力を感じていました。


【集計結果】
 下記のリンクより各調査項目の集計結果をご覧いただけます。
 ○南房総観光客満足度調査(アンケート)【道の駅とみうら 枇杷倶楽部】 (google.com)

【終わりに】
 ご回答いただきました観光客の方々には貴重な観光をお楽しみの最中に、お時間を頂戴してご協力いただきまして誠にありがとうございました。また、本調査にご協力いただきました道の駅の関係者を始め、近隣の事業者の方々にも心より御礼申し上げます。